カナダの最新の経済指標をキャッチアップしたところ、面白いストーリーが見えてきました。国のGDP成長率は第1四半期に年率2.2%で、正直なところ、多くのエコノミストが予想していた1.7%に近い数字を上回っています。紙の上ではかなり堅調なパフォーマンスです。



しかし、ここでニュアンスが出てきます。主な要因は、米国の関税が発動される前に企業が在庫を積み増ししようと急いだことと、自動車や工業機械の輸出が急増したことです。これは一時的な勢いですよね?実際の国内側の状況を詳しく見ると、状況は変わります。最終国内需要は、前の四半期に5.2%増加した後、実際には年率0.1%縮小しました。家計支出の伸びも急激に鈍化し、4.9%から1.2%に落ち込みました。不動産活動は2022年初以来最大の落ち込みを見せました。

つまり、カナダのGDP成長率は米国(-0.2%のマイナス)を上回っていますが、その裏にある弱さは無視できません。消費者信頼感は明らかに揺らいでいます。主要銀行は貸し倒れ引当金を増やしており、経営陣も消費者が裁量支出を削減し、企業は資本計画を凍結していると公然と語っています。

カナダ銀行は1.8%の成長を予測しており、6月以降7回の利下げを行った後も金利は据え置きのままです。このデータを受けて、市場は6月の会合での利下げの可能性はほぼゼロと見込んでいます。あるアナリストは、「ハト派的な据え置き」を示唆し、状況が悪化し続ければ7月に利下げもあり得ると述べています。

つまり、表面上はカナダのGDP成長率は良さそうに見えますが、その勢いは関税による在庫積み増しから借りてきたもののようです。本当の試練は、国内需要が安定するのか、それとも引き続き縮小し続けるのかという点です。注視すべきところです。
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