著名なNFTプロジェクト「胖企鵝(Pudgy Penguins)」は、新たなブラウザゲーム《Pudgy World》を正式にリリースしました。このゲームは、ソーシャル探索、ストーリークエスト、ミニゲームを中心としたプレイスタイルで、ブロックチェーンや暗号通貨に詳しくなくても直接遊べる設計となっています。発表後、公式のPENGUトークンの価格は一時9%上昇しました。
NFT IPからゲームの世界へ:《Pudgy World》正式登場
Pudgy Penguinsは本日、《Pudgy World》というブラウザゲームのリリースを発表しました。このゲームは2023年のバゼルアートフェア(Art Basel)で最初に披露されました。
ゲームの舞台は「The Berg」と呼ばれる仮想世界で、最初は12の街が登場し、ストーリー重視のクエストや多彩なミニゲームを提供します。プレイヤーは物語の中でキャラクターのPenguを手助けし、もう一人のキャラクターPollyを探す旅に出ます。探索とインタラクションを通じて物語を進めていきます。
Pudgy Worldのゲーム画面
このゲームはウェブブラウザ上でプレイ可能で、追加のアプリダウンロードは不要です。滑らかで直感的な操作性を重視し、従来のレジャーやソーシャルゲームに近いデザインとなっています。ブロックチェーンゲームのように理解や操作が難しいものではありません。
ブロックチェーンに依存しない設計:チームは「ゲーム体験」を最重視
従来の多くのブロックチェーンゲームやWeb3ゲームと異なり、《Pudgy World》は暗号要素の存在感を意図的に抑えています。ウォレットを接続しなくても、ゲームの内容を完全に楽しめる設計です。Pudgy Penguinsのチームは、「まずは楽しい製品であること」が最優先であり、その後にPENGUトークンやNFTエコシステムとの連携を段階的に考えると述べています。
このアプローチは、従来のブロックチェーンゲームのモデルからの転換と見なされます。多くのNFTやブロックチェーンゲームはトークン経済を中心に据え、ゲーム自体は金融メカニズムの付属物のようになり、利益追求が強調されて楽しさに欠けることが多かったのに対し、Pudgy Worldは両者の優先順位を逆転させる試みです。
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PENGUトークンの上昇、市場は「ブランド優先」戦略を支持
ゲームのリリース発表後、PENGUトークンの価格は一時9%上昇し、その後6%に落ち着きました。同時に、Pudgy PenguinsのNFTのフロア価格はETH建てでほぼ横ばいですが、当日のイーサリアム価格が約5%上昇したため、ドル建ての価格も上昇しています。
PENGUの価格推移(出典:CMC)
過去数年、ブロックチェーンゲームは大衆に受け入れられる本格的な製品を作るのが難しいとされてきました。多くのプロジェクトはトークンインセンティブに頼り、収益が減少するとプレイヤーは早々に離れてしまいます。Pudgy Penguinsの戦略は、まず玩具やGIFミーム文化、ブランドイメージを通じてファン層を築き、その後にゲームとトークン経済を段階的に導入することにあります。
単一のゲームリリースだけではこの戦略の成功を証明できませんが、《Pudgy World》は少なくとも従来のブロックチェーンゲームとは異なる発展方向を示し、他の開発者に新たな想像の余地を与えています。
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この記事は、胖企鵝がブラウザのレジャーゲーム《Pudgy World》をリリースし、PENGUトークンが一時9%上昇したことを最初に報じたのは、鏈新聞ABMediaです。