銀価格が52ドルの大台に迫る...米国債利回りの低下が上昇を促進

米国債金利の継続的な弱含みの中、現物の銀(XAG/USD)は1オンスあたり52ドルの水準に接近している。過去3取引日連続で上昇傾向を示しており、FRBの金融緩和シグナルが強まる中、資産買いの勢いが集中している。

FRB政策転換の兆し…緩和サイクル加速の予想

金融政策の緩和可能性が市場の注目を集めている。シカゴ商品取引所(CME)フェドウォッチのデータによると、12月の基準金利25bp引き下げの確率は一週間前の50.1%から現在の85.3%まで急上昇している。これは市場がFRBの追加金利引き下げをほぼ確実視していることを意味する。

ニューヨーク連邦準備銀行のジョン・ウィリアムズ総裁は最近、「現在の金融政策は制約的だが、引き締めの強度は緩和された」と述べ、「短期的な追加調整の余地がある」と示唆し、引き下げの可能性をほのめかした。米国10年国債金利は週次で約3.4%下落し、弱気を示しており、これは無利子資産である銀の相対的魅力を高める要因となっている。

政治的な変数も影響を及ぼしている。トランプ前大統領の側近であるケビン・ハセット元白室経済顧問委員長が次期FRB議長候補として取りざたされ、「高金利政策の早期終了」への圧力が提起されている。これは中長期の金融緩和サイクルを早める触媒となり得る。

技術的指標から見た銀の次の段階

日足チャート上のXAG/USDは現在約51.94ドルで取引されている。20日指数移動平均線(EMA)の上で堅調な上昇トレンドを維持しており、相対力指数(RSI)は59.15を記録し、過熱感に入る前の追加上昇余力が残っている状態だ。

サポートとレジスタンス:

  • 第1サポートライン:50.40ドル (20日EMAの位置)
  • 第2サポートライン:44.47ドル (9月23日の高値)
  • 上部レジスタンスライン:54.50ドル (過去最高値)

価格が20日移動平均線を上回って終値を維持すれば、短期的な方向性は上昇優勢と評価される。RSIが50ラインに下落した場合、上昇の勢いが鈍る可能性があり、その際は20日EMA付近のサポートが重要な判断基準となる。

調整局面でも50.40ドルのサポートを確保できれば、「押し目後の再上昇」シナリオが有効と考えられる。上方向には54.50ドルという強力なレジスタンスに到達するまで上昇トレンドが続く可能性が高い。

結論: FRBの政策緩和シグナルと米国債金利の弱含みが銀価格の上昇を牽引しており、技術的にも上昇トレンドは堅調な状態だ。52ドル突破後の54.50ドル高値を目指す動きに注目したい。

原文表示
このページには第三者のコンテンツが含まれている場合があり、情報提供のみを目的としております(表明・保証をするものではありません)。Gateによる見解の支持や、金融・専門的な助言とみなされるべきものではありません。詳細については免責事項をご覧ください。
  • 報酬
  • コメント
  • リポスト
  • 共有
コメント
0/400
コメントなし
  • ピン