美術館の入口でこの彫刻を見た


全体が黒色で質感は粗い
だらしなく欄干に寄りかかる姿勢
まるで人生の意味について考えているかのようだ
隣の看板にはこう書かれている
現代の著名なアーティストの作品
都市生活者の孤独と疎外をテーマに
私は三周ぐらい回った
その深い意味を理解しようと
気づくまで
彫刻の尻の部分が
触られてピカピカになっていることに
黒い塗装はほとんど剥がれ
下の金色の金属が見えている
まるで三百年磨き上げられたかのようだ
隣にはカップルが写真を撮っている
女性も手を伸ばして触った
男性は横で笑っている
一瞬で理解した
この彫刻が探っているのは孤独ではなく
人間性だ
どんなに高尚な芸術も
人間の本能の前では
すべて譲らざるを得ない
我慢できずに
私も手を伸ばして触ってみた
質問しないで、ただ芸術を研究しているだけだ
今、私の手も共犯だ
この彫刻が設置されたとき
尻は完全な状態だったと聞く
三ヶ月後にはこうなった
芸術家もまさか
自分の作品がこんな形で
世に記憶されるとは思わなかっただろう
次回は素直に銅像を作ったほうがいいと提案する
塗装の補修を省けるからだ
結局
触れることができる尻を拒否できる人は誰だろう
特に無料ならなおさら
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